マーケティングの分野でキャリアアップを目指すみなさま。
給料日を迎えるたびに
このお給料はで満足していいのかなぁ・・・?
どうすれば年収を上げることができるのかな・・・?
転職したらもっと良い報酬をもらえるだろうか・・・?
などと思ってはいませんか?
いくらやりがいのある仕事でも、将来の結婚や育児なども考えると、年収は低いよりも高いに越したことはありません。そこで、今回は、マーケターが年収を高めるために身に付けたい3つの習慣というテーマをお伝えしたいと思います。
年収を高めるためには、昇給するか、転職するかしかありません。
昇給が見込める場合は、全力で与えられた仕事を全うするとともに、評価をつける立場である上司・上司の上司に積極的に取り入りましょう。しかし、昇給が見込めない梅は、転職が大きな選択肢となってきます。
先に結論を申し上げておくと、年収を上げるためには以下のポイントを抑えることが重要です。
【年収を上げるために1】転職市場のトレンドや変化を把握し、求められているスキルを習得する
まず、転職市場のトレンド・動向に目を見張っておく必要があります。
どういった業界のどういった職種の求人が多いのか。
個人的には、いまだにデジタルマーケティング全般やWeb広告運用を得意とするマーケターの需要はあるように思えます。
それだけではありません。近年急激な伸びを見せているのは、BtoBのマーケターです。これまでマーケティングに力を入れてきたのはBtoCの企業であり、そういった企業をBtoBに向けても応用可能な範囲で応用するというトレンドはもうできあがっています。
他にもさまざまな分野において求人の需要が増えている分野というのは存在します。今すぐ転職するつもりがなくとも、色々な転職サイトで見比べてみるのがよいでしょう。
もし需要の大きそうなスキルを見つけたなら、それをますは今の仕事で実践してみることです。未経験での転職は、給与を下げる要因となってしまいます。しかし、今の会社でそのスキルを習得する限りにおいては、給与が下がることはありません。会社で勤めることのメリットの一つは、安定した給与をもらいながら、新たなスキル獲得の機会が得られることです。そのメリットを存分に活用しましょう。
【年収を上げるために2】多くの企画テクニックを日々インプットする
マーケティングについてのニュースやメディアは世の中にあふれています。そういったマーケティングのトレンドや手法をいかにたくさん蓄積させておくかということは、マーケターの市場価値を高める一助になります。
一人の人間が自身のキャリアの間で経験できるマーケティングの施策には、どうしても時間的・物理的な制限があります。そこで、インターネットの情報や書籍などから各種事例を学び、自分の中でケーススタディとして蓄積させていくのです。
しかし、ただ闇雲に色々な事例を覚えていったとしても、それはただの「物知りおじさん」になってしまいます。そこで、「これはどういった事例なのか」を自分なりに分類分けすることが非常に重要になってきます。そうすることで、自分の仕事においてもそれらの事例をフル活用するための準備ができるのです。
具体的な事象・ニュースだけを見ていてもなかなか応用が効きづらいように思われますが、きちんと抽象化してあげることで、一見関係のなさそうな事例が、自分の仕事に活かせたりします。
話は突然変わりますが、ここ1年でTik-Tokが大流行しています。流行の原因は様々にあるかと思いますが、ここで私なりの分析をしてみたいと思います。
Tik-Tok大流行の理由
「お題」があること
0から自由にクリエイティビティを発揮してくださいというYouTubeなど他のプラットフォームに比較して、「何をすべきか」をサービス側が決めてくれる。ユーザーはその決められた範囲の中で、口パク・ダンスなどをすればよいため、あれこれ考える必要がない。
誰でも簡単に動画を作成できる使いやすさ
専門的な動画編集スキルがなくても、自由に動画を切り貼りしたり、早送りしたりすることができる。
再生時間の短さ
5分ほどの再生時間が一般的なYouTubeと比較して、Tik Tokの再生時間は15秒程度。しかも、最初の数秒で気に入らなければ次へ次へと動画をスキップしていくことができる。
以上の3点から、私は以下のような学びを得ました。
- 0から何かを作るよりも、ある程度自由度が制限されていたとしても、何をすべきかが明確なインターフェースの方が望まれる。
- 今まではアドビなどの「専門家」しか支えないツールの敷居を下げてあげることは、ヒットに繋がる。これも、不要な機能を削ぎ落としてあげることで初心者も簡単に参入できるようにしてあげることが重要。音楽作成やアプリ開発など、今はまだ専門家の力を借りなければいけない領域に横展開が考えられる。
- とにかく短時間(2-3秒)でものごとの良し悪しは判断できるため、そこで勝負が決まる。
以上のように、表面的な現象を抽象化し、応用できる形で自分のなかで様々な事例を蓄積していくことは非常に有益な訓練です。とてもおすすめします。
【年収を上げるために3】明確でわかりやすい実績をつくるための積み重ねをすること
マーケティング職で年収を上げていくためには、「大きなヒットを残した実績がある」などの明確にわかりやすい経歴があることが重要です。
しかし、ヒットは一晩にして生まれることはありません。日々の仕事の積み重ねこそが、大きな実績に繋がるのです。そして、何かの商品をヒットさせた後に名物マーケターとして露出を増やし、よく知られた人物ともなれば、キャリアは安泰です。
しかし、マーケティングは業務の幅が非常に広い仕事です。業務の幅の広さゆえに、一つ一つの施策が中途半端になってしまっているというケースも時に見受けられます。そういった場合にキャリアアップのために、一つの施策に工数を集中投下し、一歩突き抜けた実績を作るということも、年収を上げるためには必要な選択肢かもしれません。
ここまで、「大きなヒットを残すことが重要である」とお伝えしてきましたが、肝心なのは明確な「実績」があることであって、その手段は「大きなヒットを残すこと」に止まりません。特にBtoB企業においては、「ヒット」があったとしても、なかなかメディアに取り上げられたりすることはBtoCと比較すると少ないものです。
しかも、BtoBにおいては、実際にものが売れるまでにたくさんの要因が作用し、そしてその期間も長いため、「自分のおかげで売り上げが何%向上しました」とは明確に言えないものです。なぜなら、売り上げがあがったのは営業の血のにじむような努力のおかげかもしれませんし、もしくは価格設定を経営企画部門が見直したからかもしれません。
では、そういった業態におけるマーケターは、いかに自分の「実績」を説明すれば良いのでしょうか。
まず、いかに自分が素晴らしい功績をあげたのか、具体的なプロセスの中身をデータ・数値で表すことによって転職先候補に自らを売り込んでいく必要がありそうです。問い合わせを2倍に増やしました、見込み顧客を100件営業に渡しました、などの「結果のデータ」のみならず、どうやってやったのか、例えば「問い合わせページのCVRが1%と低かったので、4%に引き上げました」など、具体的なデータに基づくPDCAサイクルが回せる人材であるということを積極的に訴求していく必要があります。
「今の自分にそんな経験はないなぁ」と思った方は、今すぐ身近なデータを手に取り、そして改善案を練り、実行することで、来るべきキャリアアップのチャンスに備えるべきでしょう。
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